モバイルアプリデータ分析企業App Annieが米国時間12月16日に発表したレポートによると、「iOS」と「Android」端末を合わせた2019年の全世界アプリダウンロード数は、1200億回と記録的な数字に上り、前年比5%の増加になると予想される。しかもこれは新規ダウンロードのみの数字であり、再インストールやアプリ更新は含まれない。また、アプリへの支出額はそれ以上に成長しており、2019年は全世界で900億ドル(約10兆円)近くに達し、前年比15%の増加になる見通しだ。
支出の増加は主に、モバイルゲーム、写真や動画の編集アプリ、およびエンターテインメントアプリがけん引した。そしてこの傾向は、「Disney+」などの新たなストリーミングおよびサブスクリプションサービスによって、2020年に入っても継続するとレポートは予想している。
なお、App Annieが発表した2010年代の10年間のダウンロード数ランキングでは、「Facebook」「Messenger」「WhatsApp」「Instagram」と、Facebook傘下のアプリが上位を独占した。この数年、多くのプライバシー問題を抱えながらもFacebookが強さを見せた格好だ。またトップ10のうち7本を、コミュニケーションとソーシャルメディア関連のアプリが占めた。
2010年代のアプリダウンロード数トップ10は以下の通り。
2019年だけで見ると、ダウンロード数トップ10は以下の通りとなる。
また、ゲームアプリの2019年ダウンロード数トップ10は以下の通りだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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