サムスンの折りたたみスマートフォン「Galaxy Fold」が100万台販売された可能性があるという。サムスン電子のプレジデントを務めるYoung Sohn氏が、ベルリンで開催された「Tech Crunch Disrupt」カンファレンスで現地時間12月12日に発言した。
「2000ドルのこの製品を使いたいと考える100万人のユーザーがいる」とSohn氏は述べた。サムスンにさらなるコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
7.3インチの画面を半分に折りたためる同スマートフォンは、初期のレビュー用端末で画面に不具合が生じたために発売が3カ月遅れ、9月に消費者向けに発売された。米CNETのJessica Dolcourt記者は、同端末を折りたたみスマートフォンの有望な青写真としつつも、まだ高額すぎるし、耐久性が低すぎると評価した。米CNETの耐久性テストでは、約12万回の開閉に耐えられることが確認されている。
2019年には多数の折りたたみスマートフォンが発表、確認、または実際に市場に提供された。総じて、斬新なデザインに見合った高い価格が付けられている。1980ドル(日本では24万5520円)のGalaxy Foldのほかに、1500ドル(約16万円)のMotorolaの「Razr」(1月9日発売予定)、1万6999元(約27万円)の「Huawei Mate X」(現時点では中国のみで販売)、1300ドル(約14万円)の「Royole Flexpai」がある。小米科技(シャオミ)はまだ製品を開発中で、TCLは2020年に発売予定だ。Googleも試作品を開発中であることを明らかにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス