SOUSEI Technologyは12月5日、住宅IoTおよびスマートホーム推進のための企業ネットワーク「HOME OSアライアンス」(以下、本アライアンス)の設立を発表した。2020年1月中旬に、キックオフミーティングを予定している。
SOUSEI TechnologyのHOME OS「v-ex」をプラットフォームとし、建材メーカー、住宅設備メーカー、商社などの参画企業とともに、住宅IoTに特化したシステム連携、および流通のネットワークを構築する。
v-exは、HOME OSを搭載した端末を中心に構成されたIoTシステム。複数の通信インターフェースに対応し、さまざまな建材やIoT機器と連携するこが可能だ。v-exは、建材商社を通して住宅会社に販売し、初期設定や物件引き渡し後のアフターサポートまで、パッケージで提供することで、住宅会社の手間やコストを抑えることができる。
SOUSEI Technologyによると、スマートホーム市場が拡大する一方で、各住宅設備メーカーが独自のシステムやアプリケーションを提供していることから、スマートホーム構築が複雑化し、IoTの導入が進まない現状があるという。v-exをプラットフォームとして、関係各社が連携することで、IoT を導入しやすいようシンプルに構成し、スマートホーム市場拡大を推進する。
本アライアンスでは、給湯器や鍵などの既存製品とのシステム連携に加え、本アライアンス上のプログラムや研究会を通して、新しいIoT建材やサービスを、参画企業間で共同開発する機会を創出する。
各社の製品、およびサービスを掛け合わせた新たなIoT建材や、見守りのようなIoTサービスを生み出し、住宅の機能をアップデートするとともに、住宅に新しい価値を創造。導入前後の検証結果や収集されるデータを共有、分析することで、マーケティングや新たなサービスの研究開発にも活用する。
また、本アライアンスを通して開発、連携したIoT建材やIoTサービスは、v-exの販売代理店を通して提供することが可能。建材商社や販売店などの代理店と、本アライアンス参画企業が協力することで、流通ネットワークを構築し、住宅IoTのスタンダードポジションを目指すとしている。
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