SOUSEI Technologyは9月5日、建築コンサルティングのナックから約3億円の資金調達を行い、資本業務提携したと発表した。
SOUSEI Technologyは、住宅会社と施主をアプリでつなぎ、情報共有とコミュニケーションを円滑にする、クラウド顧客管理サービス「マイホームアプリknot」を運営している。一方のナックは、ダスキンの販売ディーラーとして創業以降、「クリクラ」ブランドの宅配水事業、建築コンサルティング事業、注文住宅「レオハウス」の住宅事業、環境衛生事業、通販事業を展開している。
SOUSEI Technologyは今回の調達資金を、事業拡大のための人材採用と、マーケティングおよびハウスオーナー向け新サービスの立ち上げにあて、住宅情報プラットフォームとしての地位の確立を目指す。
今後両社は、マイホームアプリknotを、全国7000社のナック会員工務店をはじめとする、全ての工務店に対し活用を広めるとともに、工務店向け経営ソリューションや、経営指標スコアリング、および事業承継M&A仲介サービスを、共同で展開する。
マイホームアプリknotは、住宅会社が管理画面上で顧客や物件の情報管理を一元化し、営業状況からアフター履歴までを1つのツールで管理することで、工務店業務の質向上と効率化が期待できる。施主はスマホアプリを使ってチャットによるやり取りや、工務店が登録した家に関する情報の閲覧ができ、家の情報を管理し履歴を残すことで、売却時の資産価値向上にもつながるという。
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