CyberZは、LDH kitchenが運営し、ダンス&ボーカルユニット「EXILE」のパフォーマーとして活躍しているTETSUYAさんが監修するコーヒーショップ「AMAZING COFFEE」と社内カフェ提携を開始した。
CyberZは、社員同士の円滑なコミュニケーションの場を創出することを目的に、福利厚生の一環として、2014年からバリスタが常駐する形の社内カフェを設置している。
AMAZING COFFEEは、TETSUYAさんがプロデュースするコーヒーショップとして、2016年に常設店舗1号店を中目黒に開店。現在は国内6店舗が運営され、直近では11月にリニューアルオープンした渋谷PARCOにも出店している。
今回の取り組みは、CyberZが9月から新オフィスに移転したことをきっかけとしたもの。AMAZING COFFEEにとって、福利厚生を目的とした法人への出店は今回が初めて。積み木をイメージしたカフェカウンターに、ワールドバリスタチャンピオンシップ大会で公式に使用されているエスプレッソマシーン「ブラックイーグル」を、CyberZコーポレートカラーの特別仕様で導入。オリジナル限定ドリンクやフードも用意するなど、こだわりを持ったカフェとしている。なお、あくまで社内限定カフェとなっているため、一般利用はできない形となっている。
12月2日に社内でのプレオープンイベントとして、TETSUYAさんが来場。CyberZ代表取締役社長の山内隆裕氏とともに話を聞いた。
山内氏は社内カフェを設置する狙いとして、生産性向上を挙げる。最近ではサイバーエージェントグループやそれ以外の企業でも、社内カフェの導入は増えているが、CyberZが導入した当時は珍しかったと振り返る。
近年では事業の多角化で組織が縦割りになりがちなところが課題としてあるため、単に自販機を設置しているよりも、オフィスのど真ん中にカフェスペースとおいしいコーヒーを提供することで、良質な人間関係の構築に寄与するという狙いがあるという。さらに、普段の業務において高い目標を設定し邁進していることから、ホッと一息つける場所も必要という観点で設置したと説明する。
AMAZING COFFEEと提携したのは、お歳暮でいただいたAMAZING COFFEEのコーヒーが美味しかったことをきっかけに、社内での反応や、コーヒーと店舗を通じて感じたTETSUYAさんのこだわりに共感をしたことを理由として挙げた。実際にこの取り組みにおけるTETSUYAさんの熱量も高かったとし、期待値を超えたものになったと語った。
AMAZING COFFEEは、TETSUYAさんがもともとコーヒーを飲むのが好きというところから、コーヒーを淹れることにも楽しさを覚えるようになり、お店として形になったと振り返る。カウンターが車をモチーフとしているのは、移動販売車から始まったお店という背景があるという。さらに積み木をイメージとしてデザインにしたのは、企業内で一息付けるような場というところから、何かを発想するときに、子どもの心に戻れるような存在であること、そして味はもとより、目からも伝えられるようなものにしたかったと説明。特に企業内ではPCでの作業が多いなかで、デジタルデトックスができる場にする思いもあったという。
ちなみにコーヒーに凝るようになったことの背景として、TETSUYAさんは「東京ドームでパフォーマンスをして、5万人のファンのみなさんから『ありがとう』と言われたときと、コーヒーを一杯を差し出して『ありがとう』と言われたとき、規模は違うけども本質的なものは一緒。コーヒーとパフォーマーは、おもてなしの意味では変わらないものだと感じたので、どっちも深堀して凝るようになったら“踊るコーヒーバカ”みたいになってしまったと(笑)。どちらも一緒のものとしてとらえているので、僕のEXILEにおける表現のひとつとしてAMAZING COFFEEがある」と語った。
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