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大宮駅でJR東日本×スタートアップイベント--ロボットがパスタ提供、瞬間冷凍技術など

坂本純子 (編集部)2019年12月04日 19時38分
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 JR東日本スタートアップは12月4~9日まで、大宮駅西口イベントスペースにて、未来の駅のサービスを体験できるイベント「STARTUP_STATION」を開催中だ。開催時間は11時~18時。

 JR東日本グループの「JR東日本スタートアッププログラム2019」で採択した21件のうち、(1)QBIT Roboticsの最先端AI技術を使った無人ロボットパスタカフェ、(2)ブランテックインターナショナルの瞬間凍結新技術による地域鮮魚の首都圏流通拡大、(3)MIRAI SAKE COMPANYのAI味覚判定を活用した日本酒レコメンドサービスによる新しい観光提案、(4)ブイシンクのウルトラ自販機によるエキナカでの無人駅弁・スイーツ販売──の4件を体験できる。

大宮駅西口イベントスペースにて「STARTUP_STATION」を開催中だ
大宮駅西口イベントスペースにて「STARTUP_STATION」を開催中だ

100円でミートソース--ロボットが作るパスタカフェ

 無人ロボットパスタカフェは、最先端のAIと制御技術を駆使したロボットアームを活用。「ミートソース」「カルボナーラ」の2種類のパスタから選べる。また、ロボットにレコメンドしてもらうことも可能だ。料金は100円で、Suicaで決済する。

無人ロボットパスタカフェ
無人ロボットパスタカフェ

 スタッフは一切介さず、客がカップを規定の位置に設置すれば、あとはすべて自動。ロボットがカップにパスタを投入し、湯を入れて、電子レンジに1分かけ、ソースをかけてお客様に出す──といった流れをすべてこなす。

 トータルではおよそ3分程度。調理の合間には、ロボットがなぞなぞを出したり、ソースの解説をしたり、「そこの歩いている方、ちょっと寄っていきませんか?」などと周りの客に声をかけたりする。設置しているカメラによって性別や年齢などを判別し、1000種類ほどの会話を組み込んでいるという。

ロボットがすべての工程をこなし、提供する
ロボットがすべての工程をこなし、提供する

 QBIT Roboticsによれば、技術的にはロングパスタの湯切りや盛り付けなども可能だが、電気容量や水回りといった環境面で制約がある中での新しいチャレンジだったと話す。雇用や労務管理問題を解決するために効率化を実現しつつ、美味しいパスタ料理を提供。併せてロボットと人の楽しいコミュニケーションをデザインし実証する。

このためにつかむ強度を随時変えられるアームを開発。電子レンジの開閉、カップをつかむときなど強度の違いに対応できる
このためにつかむ強度を随時変えられるアームを開発。電子レンジの開閉、カップをつかむときなど強度の違いに対応できる

5秒で鮮魚を瞬間凍結--安くて美味しい魚介販売

 新しい瞬間凍結技術であるHybridICEを活用することで、鮮度を維持したままでの地域鮮魚の流通性を高めるとともに、低コストでの輸送を実現することで新たな首都圏への鮮魚の流通網構築を目指す試みが行われている。

瞬間凍結技術であるHybridICEを活用した鮮魚
瞬間凍結技術であるHybridICEを活用した鮮魚

 ブランテックインターナショナルは、不凍液と言われていた高濃度塩水を、瞬間的に凍結させることに成功。塩水を雪状や泥状の氷にできる。従来の冷凍技術に比べ、およそ20倍以上のスピードで対象物から急速に熱を奪うことで急速冷凍する。時間も手間もかからないため、コストも抑えられる。

 デモでは、生きたアジをHybridICEの中に沈め、5秒カウントするだけで冷凍していた。細胞の一つ一つが原型に近い形を保てるため、解凍してもドリップが出ず、うまみが逃げないのが特徴だ。

HybridICE
HybridICE

 会場では、HybridICEで冷凍したメカジキ(約250g、1500円)やセイコガニ(1杯、2000円)、健牡蛎(約500g、1500円)、石川の甘エビ(8尾、1000円)で販売している。生で流通させた場合と比べて、約2分の1の金額で販売できるという。

生で流通させた場合と比べて、約2分の1の金額という
生で流通させた場合と比べて、約2分の1の金額という

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