JR東日本ウォータービジネスは8月29日、自販機のサブスクリプションサービス「every pass(エブリーパス)」を10月1日から開始すると発表した。抽選による500名限定のサービスで、9月2~16日まで利用者の募集を開始する。
同社によれば、自販機業界で自社アプリを活用したサブスクリプションサービスを提供するのは、日本初という。
エブリーパスは、JR東日本エリアの駅に約400台設置されている最新型自販機「イノベーション自販機」に、専用スマートフォンアプリ「acure pass(アキュアパス)」へ配信されるQRコードをかざすと1日1本、対象の商品を受け取れるというもの。毎日0時に1日1度だけ利用できるQRコードを配信するという。
2つのプランがあり、月額980円で、オリジナル商品ブランドである「アキュアメイド」が対象になる「アキュアメイドプラン」と、月額2480円で「アキュアメイド」に加えて、他飲料メーカーを含むイノベーション自販機取扱いの全商品が対象になる「プレミアムプラン」がラインアップする。
仮に30日間150円の商品を受け取れば合計4500円となり、本来かかる金額よりもお得に利用できる。
同社によれば、この挑戦の社会的背景には、10月より施行される消費増税、近年導入が進んでいるキャッシュレス決済、「購入から利用へ」の消費者ニーズの変化が関係しているという。自販機の新しい使い方を提案する「イノベーション自販機」によって、アキュアの認知と利用者を拡大したいとしている。
応募するには、スマートフォンにアプリ「acure pass(アキュアパス)」をインストールし、会員サービス「アキュア メンバーズ」と連携。応募フォームに記入する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」