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高級志向でエコなライドシェアが続々登場--UberやLyftに対抗できるか - (page 2)

Shara Tibken (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル 編集部2019年12月11日 07時30分
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 独立系デジタルアナリストであるBrian Solis氏は、次のように述べている。「オンデマンドのモビリティサービスは、多くの場合、日常的に利用するには料金が高すぎるし、現行の配車ソリューションは、個人の空間が侵されるので、理想的ではない。そこで、公共交通機関の駅などから自宅などの目的地までの区間を指す『ラストマイル』または『ラストキロメートル』のニーズを解決する、ライドシェアリングサービスにチャンスが生まれている」

 MOIAでは、ほかの5人の乗客と同乗することもあるが、それでもなぜか自分1人しかいないような感じがする。そこがポイントだ。

 MOIAの広報担当者のChristoph Ziegenmeyer氏は、「MOIAの狙いは、マイカーに匹敵する体験を提供することにある」と述べている。

CleverShuttle

ベルリンでライドシェア用バンを充電するCleverShuttleの従業員
ベルリンでライドシェア用バンを充電するCleverShuttleの従業員
提供:Shara Tibken/CNET

 電気自動車の相乗りによって「ラストマイル」の輸送を提供したいと考えている企業は、MOIAだけではない。ベルリンでは、米国に本拠地を置くViaが同市の公共交通機関と提携して、ライドシェアサービス「BerlKönig」を提供している。そして、ドイツの鉄道事業者であるDeutsche Bahn(ドイツ鉄道)は、ベルリンのスタートアップCleverShuttleに投資している。

 MOIAと同様、CleverShuttleも自社サービスのすべての自動車を所有しており、ドライバーを従業員として雇い、健康保険や有給休暇などの手当を提供している。しかし、MOIAと違って、CleverShuttleの自動車は同社向けに特別に設計されたものではない。CleverShuttleは日産自動車の「Evalia」などの自動車を購入しているほか、トヨタ自動車の「MIRAI」のような水素燃料電池で動く自動車も運用している。

 CleverShuttleは、指定された待ち合わせ場所まで利用者に歩いてもらう代わりに、利用者のいる地点まで行って利用者を乗せ、目的地で降ろすようになっている。現在1400人のドライバーを抱え、350台の自動車を運用している。国内法の下で認められれば(ドイツには、厳格なライドシェアリングに関する法とドライバーを対象とする規制がある)、そして、実際に自動車メーカーから自動車を調達できれば、CleverShuttleが運用する自動車はもっと多くなるだろう。

 「さらに多くの電気自動車を調達するのは難しい。今や皆が電気自動車を欲しがっているからだ」。CleverShuttleの広報担当者のFabio Adlassnigg氏は、そう語っている。

 CleverShuttleでの乗車体験はUberPoolのものと似ているが(天井のしゃれた照明やヘッドレストはない)、ドライバーは皆、ドイツ政府が定めるドライバーの要件を満たしている。これには、心理検査や健康診断、素性調査が含まれる。

 Adlassnigg氏によると、自動車1台につき、通常、1日に500km~700km走行し、3~5回充電する必要があるという。

 CleverShuttleは現在、ベルリン、ドレスデン、デュッセルドルフ、キール、ライプツィヒ、ミュンヘンで利用できる。しかし、その一方で、自動車に関する諸々の制約により、一部の市場から撤退している。

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