Donald Trump米大統領は米国時間11月20日にテキサス州オースティンにあるAppleの生産施設を視察する予定だという。ホワイトハウスが認めた。この施設では、新型「Mac Pro」の生産が行なわれるとされている。
この件についてはこれまでに、CNBCやReutersが報じていた。この訪問で、Trump大統領とAppleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏の会談も行われるとみられる。米CNETはAppleにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
Trump大統領の訪問は、Cook氏にとって新たに成功を示すものとなりそうだ。Cook氏は、2016年の大統領選挙に勝利したTrump大統領といち早く会談したテクノロジー企業CEOの1人で、それ以降も大統領と良好な関係を構築しようとしてきた。
Cook氏とTrump大統領との関係は、Trump政権による貿易戦争がAppleに与える影響を緩和することに寄与しているようだ。Cook氏は「iPhone」に影響を及ぼしかねない関税計画を縮小するようTrump政権を説得できたとThe Wall Street Journalは報じた。
しかし、Appleも関税を完全に回避できていない。9月には、一部部品の関税が免除されたことなどを受け、新型デスクトップMac Proを米国で製造すると発表している。新型Mac Proは12月に出荷予定とみられ、5999ドル(約65万1000円)からとなる。
Mac Proが貿易戦争の影響を完全に免れることはないだろう。Trump大統領は、中国製の部品に関してAppleに関税免除を認めないと述べている。Appleが一部部品の関税免除を求めたが、Trump大統領は、これらの部品をAppleは米国内で生産するべきだと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス