Facebookの仮想現実(VR)推進を支えてきたビデオゲーム界のレジェンドであるJohn Carmack氏が、Oculusの最高技術責任者(CTO)の職を退くようだ。同氏は米国時間11月13日、今後はOculusの「コンサルティングCTO」という役割に移行すると述べた。
Carmack氏はFacebookへの投稿で、「開発業務でまだ発言権はあるが、そちらに割く時間はわずかになる」と述べている。
Carmack氏は、「汎用人工知能(AGI)」に取り組むとしている。追求したいと思っていたことに、「年を取りすぎる前に」挑戦したいという。
同氏は、「少なくとも当分の間は、『ビクトリア朝時代の紳士科学者』のスタイルでやっていく。自宅で研究を進め、息子に手伝わせるつもりだ」と書いている。
Carmack氏は、ゲーム開発会社id Softwareの共同創設者だ。id Softwareは、ビデオゲームの「DOOM」や「Quake」で一人称視点シューティング(FPS)ゲームに大変革をもたらした。2009年にZeniMax Mediaがid Softwareを買収したが、Carmack氏は2013年8月にZeniMaxを離れ、OculusのCTOに就任した。
Oculusは2014年に20億ドル超でFacebookに買収された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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