便利で何かと役立つスマートウォッチだが、自分にピッタリのアプリがアプリストアで配信されているとは限らない。しかし、スマートウォッチ用アプリの開発はハードルが高く、手を出しにくい。
そこで、アプリが自作しやすいオープンソース対応スマートウォッチ「Bangle.js」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Bangle.jsは、プログラミング言語のJavaScriptまたはGoogle Blocklyでアプリを開発可能なスマートウォッチ。ChromeやEdgeといったウェブブラウザー上でプログラムを作成し、無線通信でBangle.jsへ転送すると、好きなようにカスタマイズできる。C言語やARM用アセンブリ言語でもアプリが作れる。
プロセッサーは、「Nordic 64MHz nRF52832 ARM Cortex-M4」で、64キロバイトのRAM、512キロバイトのフラッシュメモリーを搭載し、4メガバイトのフラッシュメモリーを追加可能。画面は240×240ピクセル、16ビット表示の1.3インチLCDで、2カ所のタッチ操作を認識する。Bluetoothにも対応。
さらに、Googleのマイクロコンピューター向け機械学習フレームワーク「Tensorflow Lite for Microcontrollers」も組み込んでおり、機械学習アルゴリズムを使った処理も実行できる。
GPS、心拍センサー、3軸加速度計、3軸磁力計も備える。IP68相当の防水性があり、最大水深10mの圧力に耐えるという。バッテリ容量は350mAhで、スタンバイ状態なら1週間持つとしている。
Bangle.js専用のアプリストアも用意されていて、自作アプリを公開したり、他者の作ったアプリをインストールしたりしても楽しめる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間11月29日まで。記事執筆時点(日本時間11月12日16時)でキャンペーン期間は16日残っているが、すでに目標金額1万2500ポンド(約176万円)の2倍近い約2万4000ポンド(約337万円)の資金を集めている。
Bangle.jsの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
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