Disneyの最高経営責任者(CEO)Bob Iger氏は、動画配信サービス「Disney+」の提供でAmazonと契約したことを発表したようだ。CNBCが報じた。この契約により、Amazonの「Fire TV」でDisney+を利用できるようになると、The Wall Street Journal(WSJ)は報じている。Disneyは米CNETに対し、この契約について認め、Iger氏が米国時間11月7日に行われたDisneyの決算電話会議でコメントしたことを明らかにした。
Disney+では、Disneyの新旧さまざまな作品のほか、Fox、Pixar、Marvel、Star Wars、National Geographicなどのコンテンツが提供される。月額6.99ドル(約760円)だ。米国、カナダ、オランダで11月12日、オーストラリアとニュージーランドで11月19日にサービスが開始される。Disneyは7日、2020年3月31日に英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペインでも開始することを発表した。
Iger氏は7日、「この数年間、The Walt Disney Companyを抜本的に改革し、素晴らしい体験を消費者に直接届けられるよう、全社をあげてリソースと莫大な創造性を注いできた。Disney+を11月12日に開始できることをとてもうれしく思う」と述べた。
WSJによると、DisneyとAmazonは、ストリーミングデバイス「Fire TV」でのDisneyのアプリの利用に関して交渉を重ね、今回の提携に至ったようだ。Amazonは米CNETへのメールで、Disney+アプリがFire TVのほか、スマートテレビ「Fire TV Edition」や一部の対応する「Fire」タブレットでも利用可能になることを認めた。DisneyはFire TVとFireタブレットのユーザーに、Disney+の7日間無料トライアルを提供する予定だという。
Fire関連製品のユーザーは、「Alexa Voice Remote」と「Echo」、「Fire TV Cube」などに組み込まれた「Alexa」に、「Alexa、Disney+を開いて」と指示できるようになると報じられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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