FacebookがNetflixやDisneyなどのメディア企業と接触しており、2019年秋リリース予定のTVチャット用デバイスに各社のストリーミングサービスを搭載しようと計画しているという。The Informationが米国時間7月31日に報じた。このデバイスはFacebookの自社ブランドデバイス「Portal」と同じビデオ通話技術を利用すると報じられている。
Facebookは6月、「新しいフォームファクター」を開発中で、2019年秋に披露すると述べたと報じられていた。The Informationの記事によれば、この新しいデバイスは「Apple TV」のように、リモコンが付属するほか、ビデオストリーミングサービスが利用可能になる。開発コード名は「Catalina」だとされる。Facebookは、ほかにもHulu、HBO、Amazonにも接触しており、各社のサービスをこのデバイスで提供しようとしているという。
NetflixとFacebookはいずれもコメントを控えた。Hulu、Amazon、Disneyにもコメントを求めたが、回答は得られていない。HBOも回答していないが、The Informationに対し、Facebookと「協議していない」と述べたという。
FacebookのPortalは、ユーザーがインターネット経由で通話できるデバイスで、2018年11月に米国で最初に発売された。2019年4月には、販売地域が米国外にも拡大されている。2019年のFacebookの開発者会議「F8」で、最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は、傘下のメッセージアプリ「WhatsApp」がPortalで使用可能になり、通話がエンドツーエンドで暗号化できるようになると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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