iFixitが米国時間11月7日に公開した分解レポートによると、新型タブレット「Surface Pro X」は、Microsoftが「修理可能なタブレットの時代」に入りつつあることを示すものだという。レポートでは、SSDはユーザーが交換可能であり、またほとんどの部品はモジュール式のため個別に交換できるとされている。
MicrosoftのSurface Pro Xは10月に発表され、米国では11月に最低価格999ドル(約10万9000円)で発売された。この13インチのタブレットには、Qualcomm製プロセッサー「Snapdragon」をMicrosoft向けにカスタマイズしたArmベースの「Microsoft SQ1」が搭載されている。
iFixitによると、タブレットのディスプレイは「扱いやすい発泡性接着剤」で固定されており、「取り除くのに熱や溶剤は不要」だという。
「この扱いやすく切断可能な発泡性接着剤は、これまでの『Surface Pro』と比べると大きな改善であり、ディスプレイが接着剤で固定された他のあらゆるタブレットをも凌いでいる。高熱を加えたり、イライラしながら切断したりこじ開けたりする作業や、接着剤にまみれた工具、誤って(頻繁に)亀裂が入るディスプレイといった『特性』にも、幸いなことに別れを告げることができる」(iFixit)
iFixitによると、欠点の1つはバッテリーが接着剤で固定されていることだという。つまり、この部品を修理または交換するには、ほぼ完全に分解する必要があるということだ。
総評として、iFixitはこのタブレットの修理容易性スコアを10点満点中6点とし、Microsoftは「少なくとも修理容易性の世界に足を踏み入れた」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス