米国のモバイルネットワークで米国時間11月6日夜から7日朝にかけて、脈絡のない奇妙なメッセージを受け取ったと数十人が報告した。その多くは、もともとバレンタインデーに送られたメッセージだった。2月に届くはずのメッセージが遅れて11月に届いたというものだけではなく、中には2年前のバレンタインデーに送信されたものまであった。
The Vergeが先に報じたように、ある人が7日に次のようなメッセージをRedditに投稿した。「姉妹と私は今朝早く、2019年2月14日に送り合ったテキストメッセージを受け取った。他の人々も今朝、同様の出来事を報告していることがわかった」
Redditユーザーらは、こうした出来事に関する他の報告をいくつも集め、その結果、この問題がT-MobileやSprint、Verizon、AT&T、Bell Mobility、「Google Fi」「Googleハングアウト」のユーザーに影響しており、「iPhone」でも「Android」端末でも生じていると判明した。
Sprintの声明によると、米国の複数の通信事業者が利用しているメッセージングプラットフォームのメンテナンスアップデートが問題を引き起こしたようだ。そのために、「一部の顧客は古いテキストメッセージが端末に再送信された」という。
「問題は発生後まもなく解決された。この問題によって生じた混乱について謝罪する」とSprintの広報担当者は述べた。
この問題についてT-Mobileは、サードパーティーベンダーによるもので解消済みだとコメント。Verizonは、テキストメッセージサービスプロバイダーのSyniverseに起因する可能性があるとした。
Syniverseは責任を認め、6日夜の内部メンテナンスの間に、過去に未達となっていた16万8149件のメッセージが送信されたとした。
Syniverseの最高マーケティング&製品責任者、William Hurley氏は、「問題は解消したが、再発を防ぐために内部の手順を見直している」と述べた。
AT&Tはコメントの依頼に対してすぐに回答しなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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