--CoderBunnyzを作ったきっかけは?
何人かの友達に、コーディングがどれだけ楽しいかを話したんですが、みんなは私みたいには熱中しなかったんです。どうしてだろうと思いました。私はコーディングは本当に面白いと思っていましたから。そこで、私はボードゲームも大好きなので、それをコンピューターのコーディングへの情熱と組み合わせて、子どもにコーディングを教えるボードゲームを作ったんです。
そのうちに、友達とこれを遊び始めると、何人かの友達はゆっくりとですがコーディングへの興味を取り戻しました。友達はそれ以前も、とても簡単なウェブサイトを作ったりはしていましたが、それほど楽めていなかったようでした。子どもたちはCoderBunnyzを本当に楽しんでいましたし、実際、コーディングも楽しみ始めました。それを見て私は、他の子どもたちのためにワークショップを開きたいと思ったんです。
--それはよい指摘です。STEMの領域に女子や女性が少ないという話はよく聞きますし、あなたも一部の友達はこれらの分野に関心がなかったと言っていました。今でもそれは同じでしょうか?なぜそうなるのだと思いますか?
多くの女の子はそのことで苦しんでいると思います。女の子は、STEMは男の子しかできないんだと感じていますが、私はそれが正しいとは思いません。自分が信じることに向かって努力し、情熱を持って進めば、女子も男子と同じくらい賢くなれるはずですし、それは工学の分野でも同じだと信じています。
--あなたが作ったCoderMindzは、「コーディングに基づくAIボードゲーム」だそうですね。それはどういう意味ですか?
私は、シーケンス制御やJavaプログラミングなどのいくつかのコーディングの概念を使って、ゲームにトレーニングや推論、画像認識などのAIの概念を導入しました。AIについては多くの人が耳にしていますし、私のような子どもも聞いていますが、かれらはそれが実際にどんなものかは知りません。
--Yes, 1 Billion Kids Can Codeについて伺います。なぜこの取り組みを始めたのですか?
図書館や学校、企業で子ども向けのワークショップを始めたことで、他の子どもたちを教えるのは楽しいということを知りました。また、子どもたちがワークショップで多くのことを学んだことも知りました。
Yes, 1 Billion Kids Can Codeは、世界中の10億人の子どもがSTEMやコーディングのツールに触れられるようにすることを目標とした取り組みです。子どもたちが大人になったときに、プロのコーダーにならなかったとしても、コーディングについて多少の知識があれば、次世代の思想家やリーダー、理想主義者、クリエイターになるのに役立つと思うからです。
--若いからといって否定されたり、若い女性だからという理由で、他の人から大丈夫かという目で見られたり、真面目に扱われていないと感じたことはありませんか?
若いということは、私が抱えている大きな問題の1つです。人々は、若い人のことを違った目で見ていると感じます。これまで、私のことを真剣に扱ってくれない人たちが大勢いました。特に女性であることで、人々は「あの子はまだ11歳の女の子だ。何もできないだろう」と考えます。しかし私は、年齢はただの数字だと思っています。誰であっても、自分で決めて目標に向かって頑張れば、何でもできるのです。
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