角川ドワンゴ学園は10月15日、2020年4月よりN中等部ネットコースを新設すると発表した。インターネットを活用することで住んでいる地域に左右されず、全国どこからでも入学できる。10月27日より入学を検討している人に向けて全国で説明会を開催するという。
入学資格は、小学校卒業またはそれに準ずるもので、2020年4月時点で中学校に在籍する人(N中等部は、学校教育法第一条に定める中学校ではなく、「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」の趣旨に基づいたスクール。自身の中学校に在籍したまま学ぶことが可能)。学費は4万700円/期。別途入学金として2万2000円がかかる。
N中等部は、2019年4月に通学コースから開始し、中学生に向けてカリキュラムと友達のリアルなコミュニティを提供してきた。7月に取ったアンケートでは、87.5%が満足、84.0%が学びや成長を実感したと回答しているという。
ネットコースのカリキュラムでは、通学コースと同様に、21世紀型スキル学習・プログラミング・小学校復習から大学進学レベルまでの学習コンテンツのほか、小説創作やボカロなどのクリエイティブ講座まで、幅広い学習体験を用意しているという。
また、グループでの探求学習もオンラインで実施する。ネットでのコミュニケーションは、N高等学校のネットHRやネット部活、難関大受験向けネット特進コースでのオンラインコーチングで培ったノウハウを活用。全国に友達ができるだけでなく、一人ひとりが将来に向けて目標を立てて進んでいけるコミュニティを作っていくという。
コミュニケーションで使用するチャットツール「Slack」については、N高等学校で利用しているものを2019年度からN中等部でも利用できるようにするとしている。
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