フリマアプリを展開するメルカリは10月15日、アプリで取引した商品を日本郵便が発送するサービス「ゆうゆうメルカリ便」にて、「ゆうパケットプラス」をスタートさせる。これまでゆうゆうメルカリ便では「ゆうパケット」と「ゆうパック」の2種類しかなかったが、その中間のサイズとなる。サービスの開始は10月16日の正午から。
ゆうゆうメルカリ便とは、メルカリの出品者が商品を発送する際に、日本郵便のシステムを利用して発送するサービス。郵便局やコンビニから商品を発送させる際に、メルカリアプリで表示させた2次元コードをスキャンするだけで配送手続きが完了する。匿名配送が利用できることなどからメルカリユーザーに多く利用されているという。
これまでのゆうゆうメルカリ便では、厚さ3cm以内の商品に対応したゆうパケットと、長さ・幅・厚さの合計が60cm以上のゆうパックしかなかった。「ゆうパケットにギリギリ入らない商品にゆうパックを使うのは料金がもったいない」と感じていたユーザーが多く、箱の中で割れないよう緩衝材を大量に入れる必要もあった。中にはゆうパケットに無理やりねじこんで、商品が破損してしまいトラブルになっているケースもあったようだ。
そこで登場したのが厚さ7cm、長さ24cm、幅17cmのゆうパケットプラスだ。箱の価格が65円、運賃が375円で計440円。ゆうパケットが175円、ゆうパックが700円であることを考えると、値段もちょうどいい。メルカリでよく取引されるアパレルや食器の発送を想定したサイズとしている。
また、メルカリは他の配送業者とも同社専用の配送サービスを提供している。今回日本郵便で新たにサービスを拡充させる理由として、日本郵便の持つネットワークの大きさを挙げている。また、日本郵便としても、コンビニで受け取りができる点が、他社との差別化ポイントになるという。
ゆうパケットプラスの利用の仕方についても見ていこう。まずは、郵便局にて「ゆうパケットプラス」専用ボックスを購入する。料金は65円だ。
続いて専用ボックスを組み立てる。組み立ては簡単で、ものの1分で組み立てられるだろう。発送する商品を箱に入れて、テープで封をすれば荷造りは完了だ。
続いてメルカリアプリで、発送方法に「ゆうパックプラス」を選択する。表示されるQRコードを郵便局にあるリーダーにかざすと、送り状が発行されるので、専用ボックスに貼り付ける。
あとはカウンターにボックスを持っていき、375円を支払えば発送手続きが完了だ。これまでちょうどいいサイズの箱がなくて困っていたメルカリユーザーも、安心して発送できるだろう。
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