シャープはスリープテクノロジーと天気予報を活用し、睡眠中の快適な空調を実現したプラズマクラスターエアコン「Xシリーズ」を10月25日に発売する。天気予報を日中の先回り制御運転にも応用し、快適性と省エネ性を向上している。
Xシリーズは2.2kwタイプから8.0kwタイプまで9モデル発売し、市場想定価格は23万円~37万円(税別)となる見込み。
真夏の睡眠中にエアコンを使うのは今や当たり前となっている。シャープが実施した調査によると、ユーザーの75%が一晩中エアコンを運転しており、そのうち90%が睡眠中に設定温度を変えていないという。その結果、電気代が心配になるだけでなく、「温度が安定しない」「冷えすぎる」といった室温調節にも大きな不満を抱えている。
そこでシャープは、スリープテックベンチャーのニューロスペースと提携し、睡眠に特化したエアコン制御を開発した。ニューロテック 代表取締役の小林孝徳氏は、「睡眠は前半と後半でステージが異なる。前半は、内臓や脳など身体の深部体温をしっかりと下げることで快適な入眠が可能になり、深く質の高い睡眠ができるようになる。後半はレム睡眠が多くなる時間帯で、冷たい温度に敏感になる。温度・湿度を調整して徐々に起床に適した温度に上げていくことで快適に目覚められる」と説明する。
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