Appleは9月に「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」を発売した。どれも素晴らしいスマートフォンだが、ただし最低価格が699~1099ドル(日本では7万4800~11万9800円)と決して安いといえる製品ではない。しかし、著名なAppleアナリストであるMing-Chi Kuo氏(TF Securities所属)によると、Appleはまもなく「iPhone SE 2」というより手頃な価格の端末を発売する見込みだという。Kuo氏は以前、iPhone SE 2が2020年前半に発売されるとしていたが、今回はその価格が399ドル(約4万3000円)になるとの予測を示した。
2016年に発売された初代「iPhone SE」が399ドルだったことを考え合わせると、この予想は理にかなったものといえる。iPhone SEは簡単に言うと「iPhone 5S」と似た筐体に最新版のプロセッサーなどを搭載した製品だった。Kuo氏は、iPhone SE 2もiPhone SEの場合と似たアップグレードになると見ており、具体的には2017年発売の「iPhone 8」に似た外観で、ただしプロセッサーなど一部の部品がアップデートされたものになると予測。なおiPhone 8は現在449ドル(日本では5万2800円)で販売されている。
9to5Macが公開したKuo氏の最新レポートによると、iPhone SE 2に採用されるプロセッサーは、iPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Maxに搭載されているのと同じ「A13」プロセッサーで、RAMの容量は3GB、カラーバリエーションはスペースグレー、レッド、シルバーの3色になるという。
iPhone SE 2は、中国やインドなどスマートフォンの価格設定に敏感な市場を主に狙った製品であると同時に、現在も「iPhone 6」を使い続けるユーザーに対して新端末への買い替えを促すことを狙ったものにもなるとされている。なお、アップルが9月下旬に公開した最新版iOS「iOS 13」は「iPhone 6S」以降の端末しかサポートしていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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