バンダイ 新規事業室は10月11日、ロボティクスの基礎やプログラミングの概念を“遊びながら学ぶ”ことができるSTEM学習教材「ZEONIC TECHNICS Robotics and Programming Course I」を2020年3月に発売すると発表した。希望小売価格は税別8万9900円で、対象年齢は12才以上。10月11日20時より、家電量販店や通販サイト、「プレミアムバンダイ」などで予約を開始する。
この商品は「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツ(MS)「ザク」を自ら組み立てて、プログラミングで動かすことができるSTEM学習教材。劇中に登場するザクを開発した企業「ジオニック社」が、同社に所属するMS開発技術者に向けて公式に開発した技術者育成プログラムという設定で、機動戦士ガンダムの世界の一員となり“メカニックの卵”として、楽しみながらSTEM学習ができるという。
組立工程は「頭部」「胸部」「腕部」「下半身」と大きく4段階に分かれており、工具はドライバーを使用。段階的に組み上がっていく様子や動作確認の実施など、MS生産工場さながらの世界観を楽しむことができるという。
スマートフォンやタブレットに無料の専用アプリをインストールすれば、ポーズメイク、モーションメイクなどを行いながら、MSのプログラミングやコントロールが可能。付属の教本でロボティクスの構成要素を会得し、課題に基づく実験を行うなど、より深い学習ができるのも同教材ならではの特徴だ。さらに、組み立てが完了した時点でジオニック社より受講証明書が発行されるなど、世界観を綿密に作り込んでいるという。
ロボット本体(ザク)は、ジャイロセンサーや対物(距離)センサーを搭載した二足歩行ロボットキット。全身17個のサーボモーターを基板(SmartBridge)でコントロールすることで、複雑なモーションも再現できるという。本体サイズは約30cm。重量は約1.1kg。
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