バンダイナムコホールディングスは3月16日、日本アニメの海外配信などを手掛ける「アニメコンソーシアムジャパン」(ACJ)を完全子会社化すると発表した。
ACJは、日本のアニメコンテンツの海外向け動画配信やアニメ関連商品を取り扱うECサイトの運営を行う会社として、同社を含む複数社の共同出資により2014年11月に設立。3月31日をめどに、バンダイナムコホールディングス以外のACJへの出資会社14社から、保有するACJ株式の全てを取得し、完全子会社化する。取得額は約21億円としている。
完全子会社化については、アニメコンテンツをオールジャパン体制で海外に向け発信していくことを目的としていたが、海外大手企業の相次ぐ配信事業への参入・展開強化により、全世界的に動画配信権の獲得競争が激化するなど、外部環境の急激な変化に直面している状況を背景に、環境や市場動向の変化に柔軟かつ迅速に対応していくため、事業再構築に向けた体制変更が必要と判断したためとしている。
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