Facebookの企業向けSNS「Workplace」、「Portal」デバイスでビデオ会議が可能に

Queenie Wong (CNET News) 翻訳校正: 緒方亮 高森郁哉 (ガリレオ)2019年10月09日 11時13分

 Facebookは、ビデオ通話が可能なスマートディスプレイ「Portal」を家族や友人と連絡を取り合う手段として宣伝してきた。だがこのたび、同製品が仕事の際にも使われることを狙う動きに出た。

Facebookのロゴ
提供:Angela Lang/CNET

 Facebookは米国時間10月8日、同社の企業向けSNS「Workplace」向けの新しいアプリをリリースすると発表した。Workplaceの利用者はこのアプリにより、Portalを通じて音声通話やビデオ通話ができるようになる。

Portal MiniでWorkplaceを使う
Portal MiniでWorkplaceを使う
提供:Facebook

 これはBlueJeans Networkの「BlueJeans」やMicrosoftの「Skype」といったビデオ通話サービスに対抗するFacebookの動きであり、企業を呼び込んで自社製ハードウェアの販売増につなげる取り組みの強化がうかがわれる。

 Facebookが2016年にWorkplaceをリリースすると、Walmart、Spotify、Starbucksなどが採用した。Workplaceは一見Facebookに似ているが、同じ企業内の従業員同士をつなげるもの。Facebookは10月8日、Workplaceの有料ユーザーが2月時点の200万人から300万人に増えたことも明らかにした。

 収益の大半を広告の表示で得ているFacebookは9月、自宅のテレビと連携して動画チャットができるようになる「Portal TV」を含む、Portalの新ラインアップを発表した。同社はこれまでのところ、Portalシリーズの販売台数を明らかにしていない。同シリーズに対応するチャットサービスはFacebookの「WhatsApp」と「Messenger」だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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