パナソニック、京都老舗の「開化堂」とコラボしたワイヤレススピーカー--飴色に経年劣化する真鍮製

 パナソニックは、京都の老舗「開化堂」の手作り茶筒を利用したワイヤレススピーカー「響筒(きょうづつ)SC-KKL01」を発表した。開化堂で100台限定で販売する。発売は11月8日。30台に限り、10月5日から先行予約を受け付ける。税別価格は30万円になる。

「響筒(きょうづつ)SC-KKL01」
「響筒(きょうづつ)SC-KKL01」

 響筒は、パナソニックの家電のデザイナーが、京都の伝統工芸の継承者とともに、新たな家電を研究する共創プロジェクト「Kyoto KADEN Lab.(京都家電ラボ)」から生まれたもの。さまざまなプロトタイプを開発しているが、商品化は今回が初めてになる。

 開化堂が精巧を極めて本体の板厚を響筒オリジナルに仕上げた茶筒に、パナソニックのオーディオ技術とノウハウを組み合わせることで、最適な響き方と音作りを両立。スピーカーを0.01mm単位まできめ細かに調整して固定している。

 蓋を開けるとフワッと音が立ち上がり、閉じる際は蓋と胴体の継ぎ目を合わせると蓋が重力に従ってゆっくりと落ち、音がフェードアウトする仕組み。本体には、響筒のために創ったオリジナル音源があらかじめインストールされており、商品梱包を開封後、電源を入れて、初めて蓋を開けた瞬間から音楽を楽しめる。

 独自開発のDSPで、低音から高音まで広帯域で自然な、聴きやすく優しい音を実現。バスレフポートで低域を強化するとともに、スピーカー上部のディフューザーで音の広がりを持たせた。

 真鍮素材のため、触れれば触れるほど徐々に濃い飴色になり、経年変化を楽しめるとのこと。付属の充電台に本体を置くだけで充電できる非接触給電方式を採用する。サイズは80mm×91.5mmで、重量は約500g。対応コーデックはAAC、SBCになる。

 開化堂は、1875年に創業。茶筒を手作りしており、茶筒のほか珈琲缶、パスタ缶なども手掛けている。

経年劣化で飴色に変化する
経年劣化で飴色に変化する

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