自動運転車やそれに関連する規制についてあれこれ判断を下しているのは大人たちかもしれない。だがWaymoは、この発展しつつあるテクノロジーについて意見を述べる機会を子供たちにも与えるべきだと考えている。
Waymoは米国時間9月30日、米国自動車協会(AAA)と提携して自動運転車とそのテクノロジーを子供たちに学んでもらうことにした理由をそう説明した。ただし、Waymoが子供たちに提供したのは、自動運転技術について思ったことを口に出す機会だけではない。交通安全ボランティアプログラム「AAA School Safety Patrol」に参加する子供を複数の州から招き、自動運転車の走行を実際に体験してもらった。
Waymoは、カリフォルニア州北部、ネバダ州、ユタ州の生徒らを自社の専用コースに招待し、自動運転車がさまざまな状況にどう対応するのかを学んでもらった。AAAとの包括的な提携は、あらゆる人に自動運転車のことを知ってもらい、信頼を得ようとする取り組みだ。また、子供たちならこのテクノロジーに新たな視点をもたらしてくれるはずだとWaymoは述べている。
今の子供たちは、自動運転技術が急速に発展するなかで成長している。Waymoでは、どのようにすれば路上における安全性を高められるのかについて、子供たちの考えを聞きたかったと述べている。ある小学生は、「ほかのことに気を取られている人は正しく運転できないから、確かに(自動運転車のほうが)ずっと安全だと思う」と話していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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