Googleからスピンオフした自動運転車開発企業のWaymoは、自動運転車がさまざまな気象条件に対応できるようにするため、最初に試験拠点を置いたカリフォルニア州から次第に範囲を広げてきた。Waymoは2017年10月、ミシガン州に大規模な拠点を構えて冬場のテストなどを行うことを明らかにしたが、今度は雨量が多い地域に向かうという。
Waymoは米国時間8月20日、フロリダ州において大雨という条件下で自動運転車をテストすることを明らかにした。新たなテスト実施場所について発表したMediumの記事の中で、Waymoは開発車両の両方をフロリダ州に持ち込むと述べた。これはつまり、通常のミニバン「Chrysler Pacifica」とともに、Waymoのロゴが入った「Jaguar I-PACE」のテストをフロリダの路上で行うということだ。
フロリダにおけるWaymoの取り組みは、州内の都市ネイプルズにある閉じられたコースで開始される。同社はそこで、土砂降りの雨の中でセンサーやカメラをテストする。この開発作業の初期段階に続いて、Waymoはフロリダ州マイアミ各地の公道に自動運転車を展開するが、車両は引き続き人間が運転して、さらに多くのデータを収集することになる。
Waymoは過去数年にわたり、自動運転の開発車両をアリゾナ州、カリフォルニア州、ミシガン州、ワシントン州に展開してきた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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