Facebookはどのコンテンツを残し、削除するかということに関して、適切に解決できそうに見受けられず、政治家やジャーナリスト、権利擁護団体から常に監視の目を向けられている。そのためFacebookは、可能性のある解決策に取り組んでいる。最も厳格なコンテンツモデレーションの決定の一部を監督する、最高裁判所のような独立した委員会を設けるという。
Facebookは米国時間9月17日、趣意書の中でコンテンツ監督委員会の仕組みを説明した。この監督機関の決定をFacebookが覆すことはできない。まだ細部を詰める必要はあるかもしれないが、最終的な趣意書を公開したことは、Facebookが計画を前に進めようとする意志の表れといえる。それでも、特に議論を呼ぶような決定に新たな機関が関わることから、この委員会が真に独立していること、そしてユーザーのプライバシーを保護できることを、Facebookは世間に向けて証明しなければならないだろう。
Facebookの最高経営責任者(CEO)Mark Zuckerberg氏は声明で、委員会による決定は拘束力があるものとなると述べた。
趣意書によると、委員会は合計40人となる見通しだという。Facebookが初期メンバーとなる小規模なグループを選出し、このグループがメンバーとなる人全員を選ぶ。任期は3年となる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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