こだわりを持って作られた食材を、ストーリーとともに旬の時期に生産者から直送するD2Cプラットフォーム「OWNERS」を運営するukkaは9月13日、OWNERSのサービス内容を一新し、サービス名も「ukka」としてフルリニューアルしたと発表した。
なお、今回のリニューアルを踏まえ、2020年内にユーザー数を現状の5000人から2.5万人(定期課金ユーザー含む)に、「ukka」の参加基準を満たすこだわりの生産者数を現状の100から300生産者(生産組合などの団体含む)へと事業規模を拡大させるという。
また、今回のリニューアルにより、(1)欲しい商品をいつでも購入できる「都度購入」、(2)収穫や生産前から事前に予約注文を行う「予約注文」、(3)気に入った食材が定期的に届く「定期購入(サブスクリプション)」 、(4)生産者の年間会員として、収穫など特別な体験ができる「Farm Membership(オーナー制度)」といった4つの購入方法を用意。
同じ生産者から継続的に購入するユーザーだけが受けられる割引きなど、生産者と深い関係性を持つユーザーがよりお得に利用できる仕組みを実現した。
同社によると、従来のオーナー制度の枠組みを超えた商品の購入方法と機能の追加により、ユーザーの多様なニーズに対応できるだけでなく、リニューアル時点での生産者の出品数もこれまでの5倍程に増加しているという。
ukkaでは、生産者にファンができることにより経済的に安定する仕組みを目指しており、生産者の物語や食材ができるまでのストーリーをリアルタイムに消費者に伝える生産レポートや、食材が届いたユーザーからの「ごちそうさまコメント」など、消費者と生産者の双方向のコミュニケーションを備えている。
OWNERSでは、「作り手や商品の背景を伝える記事」と「予約注文だからこその特別な届け方ができる」という特徴を生かし、「受注生産型の長期熟成ホールチーズ」や「皮ごと食べられる樹上完熟イチジク」など、食材本来の魅力を引き出しながら、生産者が自身のファンを獲得する成功事例が多数生まれていた。
リニューアル後も、生産規模や産地にこだわらず、商品の質や価値を追求する生産者が自身の理解者やファンが獲得でき、継続的な売上を生み出せる環境を構築していく。
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