リコーとオクト、複合機とクラウドアプリで建設業の施工管理業務を効率化

 リコージャパンは8月27日、オクトが提供する建築・建設業向けの施工管理アプリケーション「&ANDPAD(アンドパッド)」と複合機を組み合わせ、情報共有、コミュニケーションの効率化を実現する「施工管理コミュニケーション変革パック」を発表した。提供開始は9月2日。

「施工管理コミュニケーション変革パック」の概要
「施工管理コミュニケーション変革パック」の概要

 &ANDPADは、建設業に関わる設計図面や写真、工程表などの関連資料を、クラウド上で一括管理できるアプリ。PC、タブレット、スマートフォンからアクセスでき、資料の共有に加え、テンプレートによる報告書の作成、リアルタイムのチャット機能にも対応する。2016年3月にサービスを開始し、8月時点で1600社を超える企業が導入している。

 施工管理コミュニケーション変革パックは、&ANDPADとリコーの複合機「RICOH IM Cシリーズ」を連携させるクラウドアプリケーション「RICOH カンタン施工管理 for ANDPAD」を開発し、これを組み合わせたものになる。

 複合機を用いて施工書類や見積書などの紙文書をスキャンして電子化し、複合機のタッチパネルによって保存先を選択することで、&ANDPAD上での共有が可能。あらかじめファイル名の規則を登録しておくことで、リネームなどの煩雑な作業も不要になるとしている。

 価格は「RICOH クラウドアプリケーション スタートパック」が1契約につき5000円。「RICOH カンタン施工管理 for ANDPAD 年額契約」が1デバイスにつき、1万8000円、「RICOH カンタン施工管理 for ANDPAD 月額契約」が1デバイスにつき1500円になる。いずれも&ANDPADのアカウントが別途必要になる。

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