中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が「Googleマップ」に代わるサービスに取り組んでいるようだ。中国の国営英字紙China Dailyによると、Huaweiは「Map Kit」と呼ばれる独自の地図サービスを開発中で、10月に登場する可能性があるという。同社は8月に入り、独自の新OS「HarmonyOS」を発表し、Googleの「Android」OSを使えない場合にこのOSを投入するとしていた。
この地図サービスは、一般ユーザー向けというより、地図機能をベースにアプリケーションを作成するソフトウェア開発者向けのツールとして想定されているようだ。ローカルの地図サービスに接続し150の国と地域をカバーするほか、40の言語で利用できるという。
この件について知る消息筋がChina Dailyに伝えたところによると、Booking.comの親会社Booking Holdingsは、Map Kitに関してHuaweiと提携しているという。
米CNETはHuaweiにコメントを求めたが、回答は得られていない。5月にDonald Trump米大統領がHuaweiをブラックリストに掲載して以来、同社はGoogleのサービスの利用を継続できるかどうか、先行き不透明な状態が続いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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