Appleは、「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」のバッテリーをユーザー自身で交換してほしくないようだ。さまざまな製品の分解レポートで知られるiFixitによれば、バッテリーを自分で交換すると「Service」というメッセージを表示するようにして、ユーザーが自分の手でバッテリーを取り外さないようにし始めたという。
iPhoneの「設定」に表示されるこのメッセージは、通常ならバッテリーが劣化していて交換が必要なことを示す。iFixitのテストから、新品のApple純正バッテリーでも、このメッセージが表示されることが明らかになった。メッセージは、「iOS 12」および「iOS 13」ベータ版を搭載するiPhoneで表示される、とiFixitは述べている。
このアップデートによってバッテリーの性能が低下するわけではないが、バッテリーの状態について詳細を確認できなくなる。iFixitはこれを、Fordの販売代理店だけが消せる「Check Oil」という警告灯の点灯した車に例えた。
メッセージを表示させなくする唯一の方法は、AppleのGenius BarまたはApple正規サービスプロバイダーでバッテリーを認定してもらうことだ。結局のところ、正規ルートにバッテリーを持ち込み、Appleに金を払うしかないというわけだ。
Appleにコメントを求めたがすぐには回答を得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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