Googleは、二酸化炭素排出量の削減策を強化することを明らかにした。同社は米国時間8月5日、「Made by Google」ブランドの一般消費者向けハードウェア製品を対象とした持続可能性への取り組みについて概要を説明した。対象となる製品には、スマートフォンの「Pixel」、スマートスピーカーの「Google Home」、サーモスタットの「Nest」などが含まれる。
Googleは2022年までに、すべての対象製品で再生資源を利用する計画だ。同社ではすでに、Nestの一部製品で使用済みプラスチック再生品を利用しているというが、今後は利用する再生資源の種類をさらに増やす取り組みに注力するという。
また、消費者との間で行われる製品の輸送について、2020年までにすべてカーボンニュートラルにするとGoogleは述べている。これは、大気中に排出される二酸化炭素の量を実質ゼロにするという意味で、通常は植樹などによって二酸化炭素の排出量を相殺するという方法が採られる。
Googleの広報担当者は、カーボンニュートラルを実現するため、輸送パートナーと協力して二酸化炭素排出量を削減することも明らかにした。そのために、船ではなく飛行機での輸送を増やすことなどに取り組むという。それでも相殺しきれない二酸化炭素については、埋立地ガスを利用するプロジェクトや動物の排せつ物を管理するシステムなど、「質の高いカーボンオフセット」事業に投資する考えだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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