Amazonは、最近ニューヨーク市に第2本社を建設する計画を断念したことが注目されているかもしれないが、広範な事業について長期的な視野で考えている。
Amazonは米国時間2月18日、同社の世界各地のインフラで再生可能エネルギーを100%使用するという長期目標に取り組む中で、2030年までに全出荷の50%で「ゼロカーボン」(二酸化炭素排出量を実質ゼロにする)を達成するという目標を定めた。
Amazonのワールドワイドオペレーション担当シニアバイスプレジデントのDave Clark氏はブログにこう書いた。「われわれはこのプロジェクトを『Shipment Zero』と呼んでいる。この目標を達成するのは容易ではないが、こうしたビジョンに注力して粘り強く取り組む価値はある。やり遂げようと尽力している」
Amazonは2019年後半に「会社全体の二酸化炭素排出量」と他の特定されない「目標とプログラム」について共有する計画で、二酸化炭素排出量を明確にするなど、約2年間取り組みを進めてきたとClark氏は述べた。同社はそのデータを活用し、事業部門が二酸化炭素の排出量を減らすのに役立てる。
ただしClark氏は、Amazonの顧客が「品ぞろえの充実、配送の迅速化、コスト削減を常に求めている」ため、環境への影響を緩和しようとする一方で、すべての荷物を迅速かつ低コストで届けることに引き続き注力していくと述べている。
Facebook、Google、Appleはこの数カ月、100%再生可能エネルギーの使用に取り組む姿勢を示している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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