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デジタルガレージ、大手不動産7社とスタートアップを支援--「Onlab Resi-Tech」開催

加納恵 (編集部)2019年08月02日 18時01分
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 デジタルガレージは、不動産関連スタートアップを対象としたグローバルな育成プログラム「Open Network Lab Resi-Tech 第1期 DemoDay」を開催した。応募94社の中から、シード期の育成・支援をメインとしたSeed Accelerator Program4社とパートナー企業との共創を行うCorporate Program5社の全9社がDemoDayに臨んだ。

「Open Network Lab Resi-Tech 第1期 DemoDay」。参加者、審査員、パートナー審査員のみなさん
「Open Network Lab Resi-Tech 第1期 DemoDay」。参加者、審査員、パートナー審査員のみなさん

 Open Network Lab Resi-Techは、2018年11月に発表。国内大手不動産、建設、ライフライン企業とコンソーシアムを結成し、事業化を支援していくことを開始した。パートナーには、コスモスイニシア、竹中工務店、東急グループ、東京建物、野村不動産ホールディングス、阪急阪神不動産、三井不動産が名を連ね、協力パートナーとして、カカクコムとKDDIが参加している。

 2019年1月末まで応募を受付、Seed Accelerator Programには50社、Corporate Programには44社の応募があったとのこと。その後、選考期間を経て、4月からプログラム期間に入っている。

 Seed Accelerator Programは、起業準備中または創業5年以内のスタートアップが対象。Corporate Programは、パートナー企業との協業やシナジーが⾒込めるサービスやプロダクト、アイデアを持ち、中⻑期的にパートナー企業との資本提携や業務提携などを検討できる企業を募った。

 デジタルガレージが、不動産関連スタートアップを対象とした育成プログラムを実施するのは今回が初めて。採択された応募企業には、プログラム中の活動資金を提供するほか、オフィススペースの利用権や国内外のネットワークなどを提供する。

【審査員】

  • デジタルガレージ代表取締役兼社長執行役員グループCEOの林郁氏
  • 東京都渋谷区長の長谷部健氏
  • カカクコム代表取締役社長の畑彰之介氏
  • Greenbox Partner/Co-Founder、InfraLab Berlin General Lead、NION CEO/FounderのRyotaro Bordini Chikushi氏
  • Mind Fund Group Group CEOのAdam D Lindemann氏
  • デジタルガレージ Open Network Lab推進部長の瀬川友史氏

【パートナー審査員】

  • コスモスイニシア R&D本部市場戦略部新規事業企画課課長の亀田孝彦氏
  • 竹中工務店 生産本部生産企画部部長技術担当の樋口成康氏
  • 東京急行電鉄 フューチャー・デザイン・ラボ イノベーション推進担当主事の福井崇博氏
  • 東京建物 住宅事業企画部マーケティンググループグループリーダーの平井大介氏
  • 野村不動産ホールディングス 経営企画部R&D推進課課長の田中正和氏
  • 阪急阪神不動産 住宅事業本部Resi-Tech推進チーム課長補佐の垣本雄司氏
  • 三井不動産 ベンチャー共創事業部事業グループ統括の光村圭一郎氏

 デモデイに参加した来場者の投票によって選出される「AUDIENCE AWARD」と最優秀賞となる「BEST TEAM AWARD」をプログラム別に用意。いずれも高評価を集め、急遽特別賞として「SPECIAL AWARD」2つが追加された。

 最優秀賞に選ばれたのは、Seed Accelerator Programの「AutoFloor」(BULB)とCorporate Programの「管理ロイド」(THIRD)。管理ロイドはAUDIENCE AWARDとあわせて、ダブル受賞となった。

「BEST SEED TEAM AWARD」を受賞したBULB代表の阿部友暁氏(中央)とBULBのメンバー
「BEST SEED TEAM AWARD」を受賞したBULB代表の阿部友暁氏(中央)とBULBのメンバー
「BEST CORPORATE TEAM AWARD」「AUDIENCE AWARD」を受賞したTHIRD 代表の井上惇氏(右から2人目)とTHIRDのメンバー
「BEST CORPORATE TEAM AWARD」「AUDIENCE AWARD」を受賞したTHIRD 代表の井上惇氏(右から2人目)とTHIRDのメンバー
「AUDIENCE AWARD」を受賞したedison.ai代表の山浦真由子氏(左)
「AUDIENCE AWARD」を受賞したedison.ai代表の山浦真由子氏(左)

 SPECIAL AWARDは、Corporate Programの「Life log」(Origin Wireless Japan)、「Tellus」(Tellus You Care)の2社が受賞。いずれもウェアラブルなどを身に着けず、睡眠などのライフログを取得できるサービスとなっている。プレゼンターとして登場した渋谷区長の長谷部健氏は「高齢者の一人暮らしは社会課題の一つ。今回同じような目的を持った、2つのサービスが登場した。渋谷区が実証実験の場を提供してもいいと考えている。この2つを競い合わせるのか、お互いの優位性を組み合わせるのかなどして、高めていっていただけるとありがたい」とコメントした。

「SPECIAL AWARD」を受賞したOrigin Wireless Japanの丸茂正人氏(中央)
「SPECIAL AWARD」を受賞したOrigin Wireless Japanの丸茂正人氏(中央)
「SPECIAL AWARD」を受賞したTellus You Care代表のTania A. Coke氏(中央)
「SPECIAL AWARD」を受賞したTellus You Care代表のTania A. Coke氏(中央)

 デジタルガレージでは、Open Network Lab Resi-Techを通じて、大手不動産、建設、ライフライン企業7社とCorporate Programに登壇したスタートアップ5社が共同で実施する実証実験の支援を発表。「ビル管理業務の人手不足」、「高齢者の見守り」、「再配達問題」等の不動産業界共通の課題解決を目指していく方針を示した。

 複数のパートナーが同時にスタートアップとの実証事業を進めることで、実証事業で確認する仕様の標準化に向けたリードタイムを短縮することが狙い。今後もパートナー各社やスタートアップと構成するコミュニティを通じ、新規事業の創出や、社会課題の解決を支援していく。

 

 デモデイに登場した、全9社は以下の通り。

【Seed Accelerator Program】

  • edison.ai:カメラと画像解析技術を組み合わせた高精度の「レジなし店舗」【AUDIENCE AWARD】
  • BULB:オフィス間取り図の自動VR化サービス「AutoFloor」【BEST SEED TEAM AWARD】
  • via-at:コワーキングスペースなどで共通利用できるモバイルアプル「via-at」
  • マッシュルーム:宅配ボックス型定期洗濯サービス「Laundry VOX」

【Corporate Program】

  • Yper:再配達問題を解決する置き配バッグ「OKIPPA」
  • Origin Wireless Japan:Wi-Fiの電波を使ったライフログアプリ「Life log」【SPECIAL AWARD】
  • THIRD:AI不動産管理プラットフォーム「管理ロイド」【AUDIENCE AWARD】【BEST CORPORATE TEAM AWARD】
  • データサイエンスプロフェッショナルズ:収納不足を解決する月額180円~の宅配型トランクルーム「sharekura」
  • Tellus You Care:電源タップにつけられる高性能小型レーダー型のリアルタイムモニタリング「Tellus」【SPECIAL AWARD】

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