Volkswagen(VW)の米国法人Volkswagen Group of America(VWGoA)は、“ワーゲンバス”の愛称で知られるVW製マイクロバス「Microbus」の、電気自動車(EV)版コンセプトカー「Type 20」を披露した。
Type 20は、1962年製の「Microbus Type 2」をベースにしたEV。正面に取り付けられた大きなVWのロゴ、丸みを帯びたデザイン、11個もある窓など、ワーゲンバスの特徴的なデザインを踏襲している。バッテリ容量は10kWh、出力は120hp(約89.5kW)、トルクは173ポンド・フィート(約235Nm、約24kgm)。
車内装備にも最新技術を採用。カメラでドライバーの顔をとらえ、顔認証でリアルタイムにユーザーを識別できる。音声コマンドによる各種操作にも対応する。音声コマンドは、車外からでも使える。
さらに、ホログラフィック画面を設け、特殊な専用ゴーグルを使わず立体視が可能な3D表示で情報を提供するとしている。ドイツの自動車部品メーカーContinentalが開発中の、「Natural 3D Lightfield Instrument Cluster」と同様のものだろうか。
なお、Microbus Type 20は、これまでElectronics Research Laboratory(ERL)という名称で運営していたVWの研究所の名称を、Innovation and Engineering Center California(IECC)に変更したことに合わせて発表された。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」