ソーシャルメディアをほんの少し利用するだけでおそらく、やせ薬の広告や、「薬剤師もびっくり」などと言って何らかの魔法のような治療法を宣伝する記事に出くわすだろう。Facebookは、同社のランク付け方法に変更を加え、健康効果を謳ったクリックベイトに対する新たな対策を講じている。
「ユーザーが扇情的な投稿やスパムめいた投稿を好まないことを理解しており、健康に関する誤解を招くコンテンツは特に、われわれのコミュニティーに有害だ」とFacebookの製品マネージャーを務めるTravis Yeh氏は米国時間7月2日付けのブログ記事で述べた。
Facebookは、健康に関するフェイクニュースを低減するために、ランク付けの方法に2つの変更を加えたという。まず、大げさな内容や、あからさまに誤解を招こうとしている内容の投稿の表示を減らす。また、健康に関連する主張に基づいて商品またはサービスを宣伝する投稿(やせ薬など)の表示を減らす。さらに詳しいコメントを求めたが、Facebookから直ちに回答を得ることはできなかった。
The Wall Street Journalの2日の記事によると、YouTubeも同様の問題を抱えており、同社は、偽のがん治療方法に関する広告を削除しているという。
YouTubeは電子メールで、医療系トピックに関する偽情報への対処に取り組んでいると述べた。
「われわれのシステムは完璧ではないが、この分野については進歩が得られており、がん治療法に関する一般的な結果として、信頼できる情報源からの動画が概して上位に表示されるようになっている」とYouTubeの広報担当者は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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