埼玉県深谷市は6月27日、アグリテック産業を誘致・集積するために産官学連携による取り組みを推進すると発表した。人口減少社会における農業を軸とした持続可能な社会の実現に向けて、農業に関わる多様な企業がつながりあい集積が発生する「アグリテック 集積都市 DEEP VALLY」を目指すもの。
第一弾として、出資賞金1000万円のDEEP VALLEY Agritech Award 2019を開催する。
応募受付期間は7月16日〜8月31日まで。書類審査と二次審査(プレゼン審査・面談、状況に応じて実地審査)を経てファイナリストを選定する。最優秀賞受賞者には、受賞者の製品化・事業化を支援するため、総額1000万円を準備。出資賞金は、農業を核とした新たな産業創出の取り組みに賛同した人からの寄付が財源だ。
また、深谷市内の協力農家や実証フィールドでの実証実験に向けた支援など、深谷市が全面的に製品化・事業化を支援するとしている。
産官学連携による取り組みにあたっては、ふかや農業協同組合、埼玉岡部農業協同組合、花園農業協同組合、深谷商工会議所、ふかや市商工会、学校法人智香寺学園 埼玉工業大学、トラストバンク、マイナビらが協力する。
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