アマゾン、配送ドローンによる監視サービスで特許を取得

Oscar Gonzalez (CNET News) 翻訳校正: 中村智恵子 吉武稔夫 (ガリレオ)2019年06月24日 11時59分

 Amazonは何年も前から、顧客への配送にドローンをどのように利用するか示しており、市街地への配送用に静音性の高いドローンも開発した。そして今回、Amazonはこれらの空飛ぶロボットの新たな利用法について新しい特許を取得した。新たな利用法とは、監視だ。

飛行するドローン
提供:CNET

 Amazonは6月上旬、米特許商標庁(USPTO)から「ジオフェンスデータを利用した画像作成」という特許を取得した。特許出願書類によると、無人飛行機(UAV)、つまりドローンが配送をしながら、個人の敷地内の安全を確認する二次サービスを提供できるという。

特許出願書類の図面
特許出願書類の図面
提供:US Patent and Trademark Office/Amazon

 このサービスの一環として、顧客は上空のドローンから敷地を俯瞰で撮影した画像もしくは動画を受け取れる。UAVは同意した顧客の家屋を記録することのみが許される。

 AmazonでシニアPRマネージャーを務めるJohn Tagle氏は次のように述べている。「われわれは顧客のプライバシーをきわめて真剣にとらえている。この技術について、許可なしに家屋を監視したりデータを収集したりするものだという報道もある。しかし、はっきり言っておくが、この特許はそういうものではない。これは家屋の監視を許可した顧客に提供するオプトインサービスだと明確に説明されている」

 これまでに認可を受けた多くの特許と同じく、このドローンによるセキュリティサービスが実際に日の目を見るかどうかわからない。これまでのところ、Amazonがドローンや自動運転車について持っている計画は、将来いつか商品の配送に利用するというものだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]