「Windows 10」最新版へのアップデートに機械学習ベースのロールアウト採用へ

Liam Tung (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2019年06月20日 13時25分

 Microsoftは、バージョン1803以前の「Windows 10」を搭載するPCを最新の機能リリースであるWindows 10バージョン1903にアップデートする準備を整えたようだ。

 Microsoftは6月よりこれらのバージョンを搭載するPCの自動アップデートを開始することを5月に明らかにしていた。バージョン1803は、2019年11月12日にサービス終了となる。

 MicrosoftのTwitterアカウント「@WindowsUpdate」は、Windows 10バージョン1803(「April 2018 Update」)とそれ以前のバージョンを実行するデバイスのアップデートに対して、新しい機械学習のアプローチを採用することを予告している。

 Microsoftは、「April 2018 Updateおよびそれ以前のバージョンのWindows 10を実行しているデバイスをアップデートするために、機械学習(ML)ベースのロールアウトプロセスの構築と訓練を開始している。確実にこれらのデバイスへのサービスを継続し、最新のアップデート、セキュリティアップデート、改善を提供する」と説明している。

 またMicrosoftは、セットアップ中に重要なプライバシー設定を選択するオプションがユーザーに提供されないバグを修正するフィックスを提供している。

 Microsoftによると、プライバシー設定のバグの影響を受けるのは「ごく一部」のWindows 10デバイスであり、同社はWindows 10バージョン1709、Windows 10 1803、Windows 10 1809で、その問題を修正するアップデートをリリースしたという。

 「Windows Update」は、デバイスがバグの影響を受けていることを検知した場合にアップデートを提供する。影響を受けるユーザーには、影響を受けたプライバシー設定に関する追加情報の通知と設定の変更に関するガイダンスが表示される。

 影響を受ける設定には、「Location」(位置情報)や「Diagnostic data」(診断データ)、「Improve inking and typing」(手書き入力とタイプ入力を改善する)が含まれる。

 さらにMicrosoftは、Windows 10バージョン1809の新たなアップデートをロールアウトした。複数の品質改善やバグの修正を提供している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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