キタムラ・ホールディングスのグループ会社で、スマートフォン向けアプリの開発や動画つきステーショナリーを製造するUXENTは6月18日、スタジオで撮影した写真データをその場でQR付きカードに紐付けし、カードを受け取った利用者がQRをスキャンすると、すぐに撮影データの閲覧やダウンロードできるサービス「moovin studio」を開発したと発表した。
写真館などのフォトスタジオサービスがメインターゲットだ。同サービスの販売代理店として、同じくキタムラ・ホールディングスのグループ会社で、デザインアルバム出力やスタジオ向けプロプリント出力を手掛けるラボネットワークが販売を開始する。
moovin studioは、スタジオで撮影したデータを利用者のスマートフォンへと素早く配信するサービス。画像はアップロード後すぐに反映され、スマートフォンでまとめてダウンロード可能(iPhone向けには、まとめてダウンロードするための専用アプリが提供される)。撮影データは、写真アップロードから最大3年間保管されるという。
これまで、スタジオで撮影した写真データのやり取りでは、CD-ROM/DVDが利用されてきたが、これをQRカードへと置き換えることで、スマートフォンへの取り込みをPCレスで行えるようになった。
スタジオ(店舗)側のメリットとして、CD-ROM/DVDへの書き込み作業がなくなるほか、データが3年間保存されるので、利用者の写真を保存・管理するストレージサービスとしても活用できるという。料金は、初期導入費が10万円で、12月31日まで無償提供。月額使用料は無料。ただし、専門QRカード1枚あたり標準価格として500円(最小ロット50枚単位)かかる。
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