Plug and Play Japanが、大企業×ベンチャーのイノベーションプラットフォームとして動きを加速させている。6月13日、Batch 0からBatch 2まで、3回実施したアクセラレーションプログラムでの成果をメディアラウンドテーブルで発表。現在のBatch「Summer/Fall2019」を含む、今後の展開について話した。
Plug and Playは、米国シリコンバレーに拠点を置くベンチャーキャピタル。世界各国でベンチャーを支援するアクセラレーター、大手企業のイノベーションをサポートする役割も果たしている。日本では2017年7月に活動を開始した。
2018年11月から2019年3月期に実施したBatch 2では、国内外併せて59社のスタートアップを支援。公式パートナーである国内大手企業21社と共に、サポートしていることが特徴で、3月6~7日に実施したデモデイ「Batch 2 EXPO」では、1533名を集めた。
2019年6月~9月期で実施している「Spring/Summer Batch」では、計69社のスタートアップを採択。IoT、FinTech、Insurtech、Mobility、Brand&Retailの5つのテーマに取り組んでいる。
採択されたスタートアップの中から、カンボジアでAIを活用し、マイクロファイナンス事業を手がける「Digicro」と位置情報を活用したプラットフォームを展開する「クロスロケーションズ」が登壇。サービス内容などについて話した。
Plug and Playでは、パートナーとして大手企業が名を連ねている。2018年12月に21社だったパートナーは、現在30社にまで増えており、中小規模の企業や経営コンサルティング会社など、幅を広げているという。
新たな展開として「PLUG AND PLAY KYOTO」として、京都プログラムを夏に開始することを発表した。実施テーマは、ロボティクスや電子デバイスなどの「Hard Tech」と診断装置、ウェアラブルデバイスなど「Health」になる予定だ。
すでに「京都経済センター」「ENGAWA」「京都リサーチパーク」の3つの場所を活用することも決定しているほか、新企業パートナーとなった京セラも、京都拠点開設に協力している。
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