リコーとリコージャパン、JR西日本コミュニケーションズは6月12日、電車内の中づり広告とARサービス「RICOH Clickable Paper」のスマートフォンアプリを連動させた情報提供サービスの実証実験を開始すると発表した。
この実証実験は、電車内の紙面広告とデジタル広告をシームレスにつなぎ、付加価値を向上させることが目的。中づり広告から情報量が多い商品サイトや動画に誘導し、商品への理解を深めることで購入意欲の促進につなげることが可能となる。また、クイズやスタンプラリーなどのデジタルコンテンツと連携し、電車に乗ること自体の楽しみも提供できるという。
実証実験でリコーが提供するRICOH Clickable Paperは、ポスターや書籍等の紙媒体にスマホをかざすことで、関連する複数のデジタルコンテンツやサービスに誘導できるARサービス。リコー独自の画像認識技術を用いており、QRコードなどの印刷は不要。そのため、紙面デザインを損なわずに情報を提供することが可能だ。また、紙面から誘導したコンテンツやサービスへのアクセスログを取得し、マーケティングデータとして活用することもできる。
実証実験は、JR西日本の京阪神エリアにて、6月17日から2020年3月31日にかけて実施。第1弾として6月17日~6月30日の間、デジタルコンテンツと連動した360度カメラ「RICOH THETA」の中づり広告を掲載する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
現場経験から生まれた建設テックアプリが
"二次元の図面管理”の救世主へ
パナソニック エコシステムズの目指す社会を
実現させるための事業戦略とは
オープンスペースから小型クローズ空間まで
空気と水と光と香りで作る快適環境
MSとパートナー企業主催のハッカソンが
企業文化変革のきっかけに