ホームセキュリティ企業Ring、窃盗容疑者の映像をFacebook広告で配信

Corinne Reichert (CNET News) 翻訳校正: 編集部2019年06月07日 10時29分

 Amazon傘下でホームセキュリティ製品を手掛けるRingが、Facebookフィードのスポンサー付き動画を利用して、カリフォルニア州で発生した窃盗未遂とされる事件の映像を公開している。

スマートドアベルによる監視のイメージ
提供:Robert Rodriguez

 ドアベルのカメラで撮影され、Ringの「Neighbors」アプリで共有されたこの映像では、容疑者のことを知っている人に対して、マウンテンビュー警察に連絡するよう呼びかけている。

 Viceが発見したこの映像には、「マウンテンビューとその近くに住む人々へ。この女性を知っている人はいないだろうか。この映像は、Neighborsアプリの利用者によって共有された」というメッセージが含まれている。

 映像には、施錠された自動車のドアを開けようとする女性の姿が映っている。

 映像の下部には、以下のメッセージが記載されている。「米国時間5月22日、この女性がカストロ通りとミラモンテ大通りの近くにあるあるマウンテンビューの住宅で自動車に押し入ろうとしているところが撮影された。この投稿を共有して、警戒を呼びかけてほしい」

 本稿執筆時点で、この映像は約1万3000回視聴され、108回シェアされている。

 Ringは、警察による監視ネットワーク構築の支援にも使われており、全米各地の警察署がドアベルを無料または割引価格で市民に提供している。

 一部の地域では、補助金で値引きされた、または無料のRingドアベルを受け取った人は、警察から要請があった場合、映像を提出することが求められる。

 Ringは今週、声明の中で、「Ringのユーザーは自分の映像を管理する権限を有しており、映像をいつ共有するのか、また録画プランを購入すべきかどうかを自分で決めることができる」と述べた。

 「Ringは、ドアベルを受け取った人に録画プランへの登録を義務づけるプログラムや、寄付されたデバイスを受け取る条件として、Ringデバイスで記録された映像の共有を求めるプログラムを支持しない。このポリシーをパートナーのプログラムに反映させるため、われわれは彼らと積極的に連携している」(Ring)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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