Amazon.comは、カリフォルニア州サンタモニカを拠点にスマートドアベル「Video Doorbell」などのホームセキュリティ製品を手掛けるRingを買収することで合意したという。GeekWireが報じた。
この意外な動きに先立ち、Amazonは2017年12月、セキュリティカメラ付きのドアベルを製造するBlinkを買収していた。Ringは、今回の買収によってAmazonの傘下に入るが、買収後も独立した運営を認められるようだ。
Video Doorbellの利用者は、誰が玄関口にいるかをアプリで確認し、必要なら訪問者と通話もできる。この製品は「Amazon Key」に組み込まれる可能性が高い。Amazon Keyは、宅配や犬の散歩などのサービス業者がスマートロックを介して家の中に入れるようにするサービスだ。
Ringの「Spotlight Cam」も、自宅の外を監視し、必要に応じて庭に照明を当てることができる。Spotlight CamはAmazonの「Cloud Cam」によく似ており、RingのVideo Doorbellは「Blink Video Doorbell」のように機能するため、今回の買収によってAmazonに何か新しい機能がもたらされるわけではないようだ。
むしろ、この買収はAmazonのスマートホーム関連事業を拡充する動きのようにみえる。Amazonの広報担当者は、「当社は(Ringの)才能あるチームと協力し、家庭の安全を守るという同社の使命に貢献するのを楽しみにしている」とコメントした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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