アイロボットジャパンは6月4日、ロボット掃除機を月額制で利用できるサブスクリプションサービス「Robot Smart Plan」を6月8日(ルンバの日)より開始すると発表した。
対象機種は、「ルンバ641」「ルンバ980」「ルンバi7+」の3機種。36カ月間、月額払いで利用できるもので、3年間の無償保証がつく。ただし、フィルタ、サイドブラシ、バッテリなどの消耗品の交換は、ユーザーの負担だ。
契約満了時には所有権がユーザーに移転するが、1年以内は契約・返品不可となっている。
これは、アイロボットとして世界初の試みとなる。この取り組みについて、アイロボットジャパン 代表執行役員社長の挽野元氏は、「日本における普及率はまだ5.1%で、米国の半分以下くらい。普及率を上げるために選択肢を増やすという背景。ほかの国ではサブスクリプションを提供する予定はないが、状況をみて本社と連携して検討していく」と説明した。
ロボット掃除機を購入しない理由には、「価格が高い」「ロボットがきちんと掃除をしてくれるか不安」といった要因があるという。Robot Smart Planは、導入に一歩踏み出せない人に向けたサービスで、「ロボット掃除機で家庭における働き方改革の一役を担いたい」としている。
ルンバ641は2017年に発売されたモデルで、最新モデルは「ルンバ643」。ルンバ980も公式サイトでは販売を終了しており、Robot Smart Planに対応する現行モデルはルンバi7+(アイロボットストア価格:12万9880円)のみとなっている。
ルンバi7+を一括払いと比較すると、Robot Smart Planのほうが割高になる。この価格付けについて「単純な分割払いにしたくなかったので、返品できる、修理できるという付加価値をつけた」(アイロボットジャパン マーケティング本部 本部長の山田毅氏)と説明した。
なお、アイロボットジャパンは同日、床用洗剤に対応した床拭きロボット「ブラーバ」シリーズも発表している。
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