アップルの「ARKit」が進化、モーションキャプチャーなどが可能に

Joan E. Solsman (CNET News) 翻訳校正: 編集部2019年06月04日 08時20分

 Appleは米国時間6月3日に開幕した年次開発者会議「WWDC」で、「ARKit」ツールのアップデートを発表した。「iPhone」向けの拡張現実(AR)アプリで、人間にカメラを向けることによってその動きを捉えられるようになるほか、デジタル作成されたAR画像が誰かの体で隠れる「オクルージョン」と呼ばれる状態を実現できるようになる。

 新しいAR技術「RealityKit」も発表した。RealityKitは、デジタルアセットを写真のようにリアルにレンダリングするとともに、物理学の法則に従ってそれらをアニメーションできるようにクリエイターをサポートするもの。また、「Mac」、「iPad」、iPhone上のAR体験を作成可能な「Reality Composer」も発表した。

 Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントを務めるCraig Federighi氏は3日、「ARにとって大きな1年となる」と述べた。

 WWDCは3日、カリフォルニア州サンノゼのマッケナリーコンベンションセンターで開幕した。WWDCは、Appleがその年にリリースする予定の最新ソフトウェアおよびサービスの詳細を発表する場だ。

 ARKitは、AppleがARを対象に初めて公開した取り組み。ARは、「Pokemon GO」で飛び跳ねるポケモンや、InstagramやSnapchatで顔の上に表示されるフィルターやレンズのように、特殊なヘッドセットかスマートフォンを使用して、現実世界にデジタル画像を重ねて表示する技術だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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