Appleは6月4日、カリフォルニア州サンノゼで開催中の年次開発者会議「Worldwide Developers Conference」(WWDC)で、新mac OS「macOS Catalina」を発表。iTunesの機能分割についても発表した。
これまで音楽や映像、アプリケーションなどを管理してきたiTunesは、その役目を終える。iTunesが担ってきた機能は、Apple Music、Podcast、Apple TVの3つのアプリに分割する。
macOS Catalinaでは、iPadをサブディスプレイとして使用できるSidecar機能を搭載。iPadは画面表示のみならず、入力用タブレットとしても使用できる。
また、Siriの技術を活用し、MacやiPhoneなどを音声によって制御することも可能となる。音声認識はデバイス内で完結しており、クラウドには音声データを送信しない。
また、Find My iPhone機能やFind My Friend機能を活用した、Find My機能を搭載。Bluetoothにより情報を付近のAppleデバイスを経由して送信することで、ネットワークに接続されていない端末も探すことができる。端末の情報は、暗号化および匿名化している。また、遠隔ロック機能を搭載し、紛失時のセキュリティ保持にも対応する。
さらに、iOS端末が搭載するスクリーンタイム機能を新たに追加。Mac端末でも、端末の使用状況の確認や、使用制限の設定ができるようになる。
開発者向け機能としては、Project Catalystを展開。Xcodeフォーマットによる一つのコードから、iOS用とMac用、それぞれのアプリを簡単に制作できる。この機能は、6月4日より開発者に公開する。
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