Appleは6月4日、カリフォルニア州サンノゼで開催中の年次開発者会議「Worldwide Developers Conference」(WWDC)で、新OS「iOS 13」を発表した。
iOS 13では、Face iDのアンロック速度が30%高速化。ダウンロードパッケージは50%容量が少なくなり、アプリの起動は倍の速度になった。また、ダークモードを搭載。ダークモード専用のキーボードも搭載する。キーボードはスワイプでの入力が可能となる。音楽再生時には、曲に同期して歌詞を表示する機能を搭載する。
マップアプリも強化する。3DのHD画像を表示する「ルックアラウンド機能」を搭載。高精細な画像をスムーズに表示できる。また、中国の交差点情報も搭載。このマップは2019年末までに米国で公開する。
Appleでは、位置情報を含むプライバシーは基本的人権だとする。iOS13では、一度アプリで位置情報の共有を許可しても、次回またアプリを起動した際に許可を求める機能を搭載した。
Appleアカウントで各種サービスにログインできる機能「Sign in with Apple」を導入。個人情報を一切明かさないログインが可能となる。また、アプリごとにランダムなメールアドレスを生成し、メールアドレスを隠したログインも可能に。いずれかのランダムアドレスを無効とすることもできる。
カメラでは、写真をタップで簡単に編集できる。また、動画の縦横の向き変更や、フィルタの追加も可能となる。さらに機械学習により、重複した写真を自動的に隠してベストな写真を選び、1日ごとのダイアリーを作ることができるようになる。
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