Uber Technologiesは米国時間5月28日、ドライバーから悪い評価を受けた乗客を同プラットフォームから追放すると発表した。ただし、それは「平均より著しく低い評価を受けた」場合に限られるという。
乗客の評価が低下し始めると、Uberは評価を取り戻す方法についてアドバイスを送る。そうしたアドバイスには、礼儀正しく振る舞うことや、ドライバーにスピードを出すよう頼まないこと、車内にゴミを置いていかないことなどがある。Uberは乗客に対し、アプリから追放する前に評価を上げる機会を何度か提供する予定だ。
Uberでセーフティーブランドおよびイニシアティブ部門の責任者を務めるKate Parker氏は、ブログ記事の中で次のように述べている。「敬意は双方向の関係であり、説明責任も同様だ。ドライバーは以前から、(中略)最低限の評価基準を満たすよう求められている。評価に基づく利用停止の影響を受ける乗客の数は最終的にごくわずかにとどまるとわれわれは予想しているが、これは正しい措置だ」
Uberのドライバーは、ドアを乱暴に閉める人や、失礼な乗客、配車をキャンセルする人などに不快な思いをさせられている。さらにひどい状況として、食べ散らかす、嘔吐(おうと)する、ビールを飲む、性行為をするなどがある。UberとLyftのドライバーフォーラムでは、そのような話が数多く見られる。
乗客を利用停止にする措置は、Uberのアプリを利用する誰もが互いに敬意を持って接するよう求めるUberの重点的取り組みの一環だ。同社はさらに28日、コミュニティーガイドラインを更新して、次の3点を柱にすると述べた。それは、誰に対しても敬意を持って接すること、相互の安全維持に努めること、法律を守ることだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス