プライバシーは一部の大手ハイテク企業が最も重点を置いて取り組んでいるテーマとなっている。そうした中、Appleは子供たちをトラッキングから保護するためのさらなる対策を講じているようだ。
Wall Street Journal(WSJ)の米国時間5月31日付けの記事によると、Appleは「App Store」の子ども向けカテゴリにあるアプリについて、サードパーティーによるトラッキングを制限する予定だという。記事は、80件のアプリを対象にWSJが実施したテストに関するもので、それらのアプリのほとんどが、AppleのApp Storeで「Apps We Love」として宣伝されている。記事によると、80件のアプリのうち1件のみが、マーケティングや広告、アナリティクスを目的にサードパーティーのトラッカーを使用していたという。
Appleは先週、App Storeのアプリの承認プロセスとガイドラインについて説明したウェブページを公開した。「アプリがプライバシー、セキュリティ、コンテンツの面で確実に高い水準を満たすようにする責任がある」としている。また同社は、PrivacyIsImportant.comというドメインを取得したと報じられたが、コンテンツはまだ追加されていないようだ。
6月3日に開幕するAppleの年次開発者会議「Worldwide Developers Conference」(WWDC)で、プライバシーに関する変更点が詳しく語られる可能性があるとWSJは報じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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